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世界の建築SOS


世界の建築SOS


重大な問題のある建築物を紹介し、その驚くべき解決策を追うシリーズ。番組ではまず建築物を調査し、なぜ問題があるのかを分析。それに対する解決策を考え、実際に行われている取り組みも紹介する。笑えるようなミスから生まれた欠陥やゾっとする欠陥など世界各地の様々な事例が登場。問題解決のための天才的な秘策はあるのか?そして建築物は生き残ることができるのか?番組ホストは元航空宇宙技師でジャーナリストのジャスティン・カニンガム。

<日本語字幕>

原題:Incredible Engineering Blunders: Fixed
  • kentikusos001



#1 関西国際空港


今回はまずスコットランドのグラスゴータワーを訪問。街のシンボルとなっている500トンもの鋼鉄の塊を回転させ続ける取り組みを紹介する。関西国際空港は少しずつ海に沈んでいるという。そこで空港では驚くべき対策を取っている。その秘密とは?サンパウロのハイウェイはマンションの立ち並ぶ住宅地を走っている。道路が隣接したビルからわずか数センチの所もあるという。近隣住民は騒音に悩んでいる。そこで、どのような対策が取られているのか?この他、怪我人が続出しているベネチアの橋を紹介。これ以上怪我人を出さないようにする秘策はあるのか?
 

#2 ドーム球場/チリの跳ね橋


アメリカにあるドーム型のスタジアム、キャリアー・ドームを訪問。巨大なドームの屋根を支えているのは空気だけというが、崩壊の恐れはないのだろうか?次に向かったのはチリのバルディビア。チリで初めてとなる跳ね橋が建設された。しかし、橋の一部が逆さまに取りつけられたというから問題で…。メキシコの地下鉄は大勢の市民に利用されているが、高架区間で脱線する恐れが見つかり…。
 

#3 スキージャンプ台/ジブラルタル国際空港


トルコのエルズルムはウィンタースポーツが盛んで、国際大会が開かれたこともある。そこでスキーのジャンプ台が一瞬にして崩壊する事故が起きた。果たして、その原因とは?ジブラルタル国際空港も訪問。なんと幹線道路が滑走路を横断しているというから驚きだ。メキシコでは下水管が詰まらないようにダイビングチームが潜水作業を行う。果たして世界最大級の下水管はどのように作られたのだろうか?
 

#4 車を溶かすビル/ベルリンの未完成空港


まず訪ねるのはロンドンにある高層ビル。"ウォーキートーキー"という愛称で親しまれている。しかしガラス張りの外面が反射した太陽光によって、路上駐車されていた車の一部が溶けたという。カナダでは設計ミスから所定位置に設置できなかった歩道橋を訪ねる。マレーシアからは1度でなく2度も屋根が崩れたというスタジアムを紹介。次に向かったのはベルリン・ブランデンブルク国際空港。開港が何度も延期されているが、その原因とは?
 

#5 風に弱い風力タービン/ハーモンタワー


北海に建設された洋上風力発電所の風力タービンは風に耐えられないという欠陥があり、倒壊する恐れがある。どうすれば欠陥を直せるのだろうか。アルゼンチンからは、途中で行き止まりになっている道路を紹介。ラスベガスにできた高級ホテル、ハーモンタワーは欠陥工事のせいでオープンすることなく取り壊しが決定した。その致命的な欠陥とは?ルイジアナ州のバイユーコーンでは巨大な陥没穴が出現し、近隣住民が避難する騒ぎが起きた。近くの岩塩ドームの損壊が原因のようで…。
 

#6 究極のでこぼこ道路/トンネル掘削機「バーサ」


まずは世界でもまれに見るでこぼこ道を見るためルイジアナ州に向かう。道路には穴が開き、そこに貯まった水で泳ぐ人までいるという。オーストラリアのメルボルンとシドニーをつなぐ線路上には大きな穴がいくつも出現し、線路を歪めているという。このままでは脱線の恐れがある。イタリアではトンネル掘削によって地滑りが起き、住民が避難する羽目になったという。シアトルでは、地下で動かなくなった世界最大のトンネル掘削機「バーサ」の救出劇を紹介。