70年代、雀荘ジェントルメンには、桜井章一の強さに憧れる青年・川原が通ってきていた。自分の心の弱さに悩んでいた川原だったが、桜井は川原の真っ直ぐな麻雀に才能を感じ、何かと気にかけていた。しかし川原はある日を境に店に顔を出さなくなる。そして再びジェントルメンを訪れた川原は、打ち方も雰囲気も別人となって現れた。気になった雀荘マスターの村本が調べると、川原は麻雀を教義に使っているカルト宗教団体に入信、身を寄せていたのだ。さらに、元裏プロの教祖・最上は桜井と10年前に対局、その結果片目の視力を失っていた…。